ミニマルミュージックのよさ

綺麗な夕陽を見てる時、好きな人と一緒に過ごしている時。

誰にでも”ずっとこの時間が続いて欲しいな”と思う時がある。

ミニマルミュージックはそんな願いを叶えてくれる音楽だと私は思っている。

同じリズムや雰囲気を繰り返し繰り返し、変わらず続けていてくれる音楽なのである。


そんな感傷的な気持ちじゃなくても、例えば”このモチベーションをずっと高めておいて勉強に励みたい” “この最高のリズムの中でずっと踊り狂いたい”など、人によってその”止めていたい時間”は違う。クラブなどで基本的な展開を少しずつしながら変わっていく様なDJ達が出す音は、まさにそんな人たちの願いを叶えてくれるのであり、hip hop, R&B, Electro、80s、lo-fiなどジャンルはクラブの場所やラジオのチャンネルで選べ、昔からその効力は変わらず強く今でも多くの人がそれを目的に一定の場所へいく。又は一定のライブ配信などを視聴する。


ミニマルミュージックに抵抗がある人は大体、”ずっと同じリズムで飽きる”とか、”電子音に抵抗がある”という意見を述べる。

ただ感じ方の違いであるだろうが、それを”ずっと流れていて欲しい時間を常に作り出してくれている”と捉えてみればそれに対する抵抗感は少し和らぐのではないだろうか。

電子音は確かに人間が本来作り出せる野性的な音とはかけ離れているが、それは”完全なものになりたい”という人間の奥底にある願望が含まれていると思う。

最近では民族楽器や人の声、水などの環境音などをミックスしたトラックも多く、”エレクトロ”という印象などに囚われず、色々な人の曲を聴いてみて欲しいと思う。必ず作曲家の”人間性”がどこかで見えてくるはずだ。